安寧なんか欲しがりません

まだまだ、まだまだですよ~

借りぐらしのアリエッティ&ビール

昨日から少し腰が痛い。このようにジワリと痛くなってくれるのはまだ質がいい。 不意打ちを食らわすようにある一瞬にどかんとやってきて4,5日激痛に唸るという訪れ方をする手合いもあるので、ジワリとやってきてくれたヤツには丁重なおもてなしをして機嫌よ…

不戦敗

m&dのつづきを書こうとしてなかなか書けないまま7月になりぬ。 書かなくていいですか? もう忘れてもいい? 健康で明朗で聡明な娘が壊れたとき、そこに何か意味を見出さないではいられなかったのは確か。 意味を見出して、それは私の人生の意味付けでもあ…

mother&daughter

日曜日に京都へ。 mixiで知り合った同年輩の男性(おっさん)が、同年輩の女性(おばはん)と二人のフォークデュオを組んでいて、彼らの結成10周年記念ソロライブがにぎにぎしく開催されるというので駆け付けた次第。どうせなら一泊くらいして母の顔をみたり…

「はじめまして」周辺こぼればなし。

「はじめまして」という小説は、もう15年くらい前に書いたもの。 大学時代の友人マリリンの話を聞いて作ったもの。マリリンの長女が不登校で、それに悩んで私に電話をしてきたことがある。 どこかいいお医者さんを知らないか、といったもの。 心療内科という…

連載小説「はじめまして」その13

「はじめまして」⑬五月の陽光が、降り注いでいた。新しい緑が陽の光を反射している。 季節は進んでいる。春菜が学校へ行けなくなってからの日々、光を光として感じることができなかったことを朋子は思った。その間にも緑は芽吹き、花は咲いていたのだろう。…

連載小説「はじめまして」その12

「はじめまして」⑫待合室のソファで春菜はまた眠っていた。 いつだったか、ソファで眠っていた春菜の頭をそっと自分の膝の上に乗せてやったことがあった。あの翌週にも春菜は同じようにソファで眠っていたが朋子が近づくと、その顔は眠っていなかった。じっ…

連載小説「はじめまして」その11

「はじめまして」⑪「あなた、右手にホクロある?」 修一は、夕食の後で、妻に不意に訊ねられた。朋子が修一の右手を覗き込む。 「あ、あるわ。」妻が声を上げた。 言われて修一は自分の右手を見る。ホクロなどないはずだ。 妻が見ているのは、親指の根元にあ…

連載小説「はじめまして」その10

「はじめまして」⑩通院をはじめて半年が過ぎようとしていたその日、診察室の中に入ると近藤は、窓からの明かりの逆光でシルエットになっていた。朋子は、少し猫背で机に向かうその姿にまたある面影を重ねてしまった。 まぶしそうに目を細めてドアのあたりに…

連載小説「はじめまして」その9

「はじめまして」⑨ 翌週の面談では趣味について話した。 朋子は手芸が得意で結婚前からパッチワークの同好会に入って展覧会などにも出品していること。学生時代から母の勧めでフランス語やテーブルコーディネートの教室に通っていたこと。今も、時間に余裕が…

連載小説「はじめまして」その8

「はじめまして」⑧ 学校から紹介された病院に春菜を連れて行きますね、とある朝朋子に告げられた。小児専門の国立病院の心療内科だという。医療的処置が必要なところまできているのか、と修一はたじろいだ。修一には言いたくて言えない思いがあった。春菜に…

連載小説「はじめまして」その7

「はじめまして」⑦ 春菜の変調を修一は痛ましく見ていた。無理をさせないほうがいい、と妻には何度か言ってはみたが、その言葉は朋子を混乱させるだけのように見え、次第に口をはさめなくさせていた。そのころ修一は会社で大きなプロジェクトを抱えていた。…

連載小説「はじめまして」その6

「はじめまして」⑥夏休みには一家でハワイ旅行へ出かけた。 寺の嫁になっていたらこんなことは適わなかったはずだ、と朋子は自分の家族の形に満足した。ハワイの絵空事のような色をした青い空を背景に微笑む一家の新しい家族写真が戸棚を飾った。中学一年の…

連載小説「はじめまして」その5

「はじめまして」⑤朋子は、その年三十四歳になっていた。修一は妻の美しさが時々まぶしかった。見合いの席ではじめてみた時、目眩がするほどだった。小さい女性だな、というのが次の印象でそれも修一の好みだった。顔も手もどこも小さくて、消え入りそうな風…

連載小説「はじめまして」その4

はじめまして④相変わらず気難しい春菜と渉の育児に埋没する数年が過ぎた。春菜を私立の小学校へ入学させるのは早いうちにあきらめた。春菜は悉く朋子の意に添わない方へばかり向かっていくように思えたからだ。朋子が私立へ行かせたいと願えば、絶対無理です…

連休中のわたし、実話、ときどき法螺 その3

↑ 黒豆 連休中のわたし、実話、ときどき法螺ちゃまこと私は大学時代からの友人なんだけど、大学時代にはそれほどの交流はなかった。私の友人の、その友人という距離感。 私の友人の黒豆とちゃまこは下宿が同じだった。 大学のある私鉄駅から3つ先にある駅に…

連載小説「はじめまして」③

「はじめまして」③一年後見合いをし結婚した。大手の造船会社で設計技師をしている修一だった。朋子は当然処女ではなかった。恋人との間には充実したセックスの経験があり、かなり奔放な行為も経験した。好きだったらこんなことまでできるのか、と自分でも驚…

連載小説「はじめまして」③

は、明日掲載です。(予告)

連休中のわたし、実話ときどき法螺 その2

隣県県都に到着したのが12時で、まずはホテルに車と荷物を預け、ヒカリがみつほし百貨店(仮名)に行きたいというので向かふ。ミ)みつほし百貨店(仮名)で何買うの?ヒ)夏用パジャマ。という会話あり。彼んちにお泊まりに行くときの、ちょっといい夏用パ…

連休中のわたし、実話ときどき法螺

連休中のミモザの体験的虚実話をいたしたいと存じます。 (実話ばかりではおもんないのでうっかり法螺を吹いてしまうかもしれないというニュアンスを込めております)前半は一人娘と隣県へドライブ小旅行としゃれこむ。 一人娘を仮にヒカリと称す。ヒカリは3…

連載小説「はじめまして」②

はじめまして②この通院を朋子はいつからか心待ちにするようになっていた。面談室のドアを開け、デスクに向かう近藤が椅子をくるりと朋子の方へ回転させる一瞬にときめくようになったのはいつ頃からだろう。近藤は四十代の前半という年回りだろうか。白衣を着…

連載小説「はじめまして」①

はじめまして①朝、目覚めの一歩手前のまどろみの中で、夫の修一が手を伸ばしてきた。朋子のネグリジェの裾をたくし上げ、パンティに手をかけ引き下げる。条件反射のように腰を浮かせて協力するような動きをしてしまってから朋子は、ふっと夫のいる左側の腕が…

奇跡の人ら

若き日の柳澤桂子さん。奇跡的美貌! 昨夜のスイッチインタビュー、奇跡のツーショット! SWITCHインタビュー 達人達(たち) - NHK まずは福島智さんについて、 5,6年前に爆問学問でこの人を知って、ご本「盲ろう者として生きて」を読み、驚き、感銘を受け…

生きてて良し、ですか?

NHKEテレの0655で最近毎日流れてくるのが「だじゃれDE1週間」という歌。 すっかり覚えて、一日中口ずさんでいる。げっつようびがはじまんでー かようびあいさつちーすでーてな調子。この歌をバックに画面には素朴なアニメ、これがめっちゃかわいい。そ…

ゲロ

自分ちでほそぼそと塾業をしてまして。 完全個別指導なので、家庭教師みたいなもんです。家庭に行かない家庭教師ね。 一般的な「塾」ではついていけないような子がやってきます。 家庭教師並みの手厚い指導ながら1時間1400円という激安授業料なので、1週間の…

会合の予算ないのかコッペにクスリ

コッペにクスリさん。 「会合の予算ないのかコッペにクスリ」これは柴門ふみの漫画「PS元気です、俊平」の中に出てくる、世界史の年代を覚える語呂合わせの名文である。コペルニクス地動説を唱える。1543年。この不思議な文のどこに1543が隠れているか考え…

屋根の上のヴァイオリン弾き

映画版「屋根の上のヴァイオリン弾き」でテヴィエを演じたトポリ。父のほうがハンサムだけどね。 「屋根の上のヴァイオリン弾き」という映画をはじめてみたのは高校生の頃だったか(そういえば、ミモザは高校時代映画研究会副部長だったっけ)。その後随分と…

レズのご夫婦

私が生まれたのは京都の市街地で下町風情のただよう、新撰組で有名な壬生(みぶ)というところです。 路地の入り組んだ長屋で10歳まで暮らしました。 その長屋の一軒にレズのご夫婦が住んでいました。 ご主人の方は背広のようなきちんとした洋服を着て毎朝お…

シロイマケイヌ⑤

シロイマケイヌ 最終回その秋が深まって冬になって長い冬を僕たちは静かにゆっくりと過ごした。僕は両親と3人暮らし。姉貴がいるけどもう結婚して子どもが二人居る。まじめな大学生のミカコと残業の多いサラリーマンの僕のデートは日曜日だけで、その日曜日…

シロイマケイヌ④

シロイマケイヌ 第4回春と夏が過ぎてミカコの大学の新学期が始まる頃、20回分の記念樹のボトルを抱えてミカコがやって来たのだ。ミカコがじっと見ている前で僕はコップに決められた分量のうがい薬を入れて、クチュクチュ、とうがいを行った。結構真剣に力…

みぽりん 哀悼

吉本のみぽりんこと中山美保さんの訃報に接し、謹んで哀悼の意を捧げます。関西以外の人にとっては、中山美保といっても特に感興を催すことはないかもしれませんが、かつて、(50年近く前)吉本新喜劇に置いてのマドンナとして活躍されていた女優さんです。 …

シロイマケイヌ③

シロイマケイヌ 第3回ミカコは16歳の夏にレイプされた。塾の帰りの出来事だったらしい。詳しいことは知らないけれど。付き合いだして一ヶ月くらい経って、それまでにも何度もキスを試みようとしてかわされていた僕はそのとき結構強引に責めてみたのだ。 女…

シロイマケイヌ②

シロイマケイヌ 第2回 僕は、統計学とか一般論とか平均値とかそんなものはあまり当てにしません。僕は一日に2回オナニーをします。その回数についての、あなたの感想とか見解は不要です。僕にとってその数字の意味するものは絶対的だからです。僕は一日に2…

連載小説「シロイマケイヌ」①

またまた調子こいて連載小説はじめちゃいます。すみません。 これは、15年くらい前になるんだけど、インターネットをはじめて間もないころ、お友だちに薦められて覗きに行ったHP(その頃はブログじゃなくてみんなHPでややこしい手順を踏んで文章を公開し…

ネタバレ注意(エイプリール特番でしたぁ)

騎士団長を殺したのは免色渉だ~~~~ にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

上田秋成ブーム、来る?

わりと二枚目やん!みなさん、「騎士団長殺し」読みはりました? ミモザはただ今読んでいるところ。 発売直後に図書館に行ったら「2人待ち」って言われて5日ほど前に手元に来ました。 さすが田舎。同じ日に大阪枚方の友人は「170人待ちやった」と言うてまし…

再会あれこれ

5回にわたって、カスみたいな小説を公開させていただきました。 吉本は実在の吉本君(仮名)をモデルにさせてもらいました。 とはいえ、「吉本」も「私」も「芝居男」も私の妄想の中の人物です。 吉本にマリリンモンローの絵をもらったこととか、ごく一部実…

連載小説「電話」⑤

電話 第5回 それから私は新しい恋をしたり、別れたりした。 ときどき吉本を呼び出して飲んで愚痴を聞かせたりしたけどあの夜のことはお互い口にしなかった。 吉本はその年の教員採用試験に落ち、翌年もう一度挑戦して合格し、大阪府下の中学校の教師になった…

連載小説「電話」④

電話 第4回芝居男との付き合いは順調だった。 初めての行為が不首尾に終わったことについては、二人は慎重にそこを回避しながらではあるけれど。 二人でたくさんの芝居を見て歩いた。 彼の劇団の公演を見に行くと、高校生のファンの女の子に囲まれながら私に…

連載小説「電話」③

「電話」第3回 そのとき私には恋人がいた。 自分で劇団を主宰し、本を書き、演じている男だった。三回生になり、大衆文化論ゼミの初日の顔合わせで私は理想の男を発見した。 そのゼミには映画やテレビのシナリオライター志望の学生が何人かいたがその中でも…

栄光の人生

連載小説の合間の箸休め。ちょいとつまんでいきませんかぁ~ 夕べ入浴中にはっと気がついたことがある。ミモザの冬の入浴は長い。夕べも40分くらい入っていた。 60年も生きていると入浴の流儀もおのずと決まってくる。 ミモザはいの一番に髪を洗うのである…

連載小説 電話 ②

電話(第2回)教職課程の教育心理学という授業で、空席がたくさんあるのに私の隣に座って、 先週のノートある?と聞いてきたのがきっかけだったか。 その授業は、出欠も取らないし単位も取りやすいという評判で、登録している学生は多いのだろうがいつも講義…

メキシコのインディアンは何人?

連載小説の合間のちょっとしたティータイム、のつもりでお読みくだされ。 インディアン豆はダンナの大好物なんだけど。本当は、正式な名前は「メキシカン」っていうんだけど、メキシカンのことをダンナはなぜかインディアン豆、と言って寵愛していた。 その…

連載小説「電話」①(新連載はじまりはじまり~)

電 話(第1回) 相手の電話を呼び出している音を3回、4回と数える。 何回まで数えて出なかったら切ろうか…あまり事情のわからない相手にかける電話はそれだけでも緊張する。 夜の9時。よく考えてかけた時間だ。「はい、吉本です。」と聞き覚えのある声が…

大人は秘密を守る

手のひらに乗るサイズです。 この写真はですねぇ、なにかというと、キッチンをリフォームする際に ミモザ脳内にある、「こんなキッチンにしたいなぁ」というぼよよんとしたイメージを 具現化してみたものなんです。 案外うまく具現化できて、リフォーム業者…

銀座和光前で待ち合せ

スマホから写真の公開練習中。 いけたね。いけたね。 2月の中旬に観劇(二兎社「ザ・空気」)上京した際に銀座和光前である人と待ち合わせをした。 待ってる時に都会の天を仰いでワンショット。 その人とは、mixiで知り合ってもう10年以上になるんだけど、今…

まだテスト

さらにテスト

スマホから写真投稿の練習中あかん、なんでやねん、

テストテスト

スマホから投稿してみるのこと。ぬー、なるほど。

古ネクタイのリサイクル②

ネクタイリサイクルバッグその②ミモザの手仕事は行き当たりばったりのやっつけ仕事で、ネクタイバッグはその王道である。 ネクタイのリサイクルの正統派流儀は、まずネクタイ本体の解体から出発するもののようだ。 モノの本にはそのように指南してある。 け…

古ネクタイのリサイクル

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