安寧なんか欲しがりません

まだまだ、まだまだですよ~

連休中のわたし、実話、ときどき法螺 その3

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黒豆


連休中のわたし、実話、ときどき法螺

ちゃまこと私は大学時代からの友人なんだけど、大学時代にはそれほどの交流はなかった。私の友人の、その友人という距離感。


私の友人の黒豆とちゃまこは下宿が同じだった。
大学のある私鉄駅から3つ先にある駅にその下宿森田荘(実名)はあった。
40年くらい前の時代の話。
トイレも風呂も厨房も共同という、でもその時代にはそれが一般的な学生の住居形態だった。とはいえ、中にはワンルームマンションに住む学生もいたにはいた。ちゃまこと黒豆の共通の友人であるマリリンは父親に買ってもらった分譲マンションに住んでいたしね。
で、私はというと、実家住まいだったのだ。仕方がない。都会に実家があるものの悲劇はこういうところにある。
親の目の届かない生活を手に入れた彼女らがうらやましくて、当時私は黒豆の下宿に入り浸っていた。
黒豆の部屋は2階で、ちゃまこの部屋は階段のすぐそばにあり、通りがかりにドアをノックして「ちゃまこぉ、ミモザだよぉ」なんて声を掛けて、黒豆に「しいっ」と叱られたりしたもんだ。黒豆は意味ありげな目配せで、それはちゃまこの部屋に彼が来てるってこと。

黒豆もミモザも彼がいない身の上だったもんで、そのドアの向こうで二人がどんな風に過ごしているのか、想像してもしきれないものがあったなぁ。

彼が来ていないときにはちゃまこが黒豆の部屋までやってきて、「な、な、階級闘争やろ」って言うこともあった。当時仲間内で階級闘争が流行っていたのだ。
黒豆も賛成して、隣のポカリちゃん(この子は我々とは別の美術大学に通っていた)も誘って4人の女子大生が集結、階級闘争が始まるのだった。


つづく(連休中の話のつもりが思わぬ展開に!)


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